骨董品買取の福岡玄燈舎です。今回、クリスマスも近くなり店内も少し華やかさを出そうと思い
先日は福岡市南区にて
洋食器の出張買取をさせて頂きました。
勿論和骨董の掛軸や茶道具、書道具なども買取りましたが今回のいちおしは
この
ティーポットはハンガリーで有名な「
ヘレンド」の陶磁器です。
ヘレンドは1851年、ヴィクトリア女王のお膝元であるロンドンで開かれた万国博覧会において、ヘレンドの名はヨーロッパ各国へ知られることになります。出品作品は、蝶や牡丹の独特の色合いで描かれたテーブルウェア。当時まだ無名であったヘレンドのこの出品作品がヴィクトリア女王の目にとまり、ウィンザー城のディナーウェアとしてオーダーされました。女王の名にちなんで「ヴィクトリア」と名付けられたこのシリーズは今も変わらずヘレンドの代表シリーズです。この万国では、ハプスブルク帝国内にあった19の磁器製作所が出品していましたが、その中でヘレンド窯だけが金賞を受賞しました。その後は各地で開かれた万博に出品、その名声を一気に高めることになります。女王が見初めた中国風絵柄のディナーセットはウィンザー城の食卓を飾ることになり、それが現在『ヴィクトリア』と呼ばれるパターンになりました。これを契機にヨーロッパ各地の王侯貴族の間でヘレンドが広まってゆきました。 写真の茶器の『インドの華』はナポレオン3世妃ウージェニに気に入られ、万博視察でパリ滞在中のフランツ・ヨーゼフ皇帝をもてなすのに買い上げられて、ヘレンドにとって記念すべき年になりました。 1864年に由緒あるウィーン窯が閉窯した時、フランツ・ヨーゼフ皇帝の命で、すでにハプスブルク宮廷に出入りがあったヘレンドに『ウィーンの薔薇』が継承され、宮廷遣いの食器等を引き受けることになりました。
骨董品買取の福岡玄燈舎ではヘレンド洋食器を買取致します。お気軽にお問い合わせください。受付年中無休 電話
050-3569-2100